知らないと損をする【ふるさと納税の仕組み】

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この記事では、ふるさと納税の仕組みを理解して、ふるさと納税のメリットとデメリットを把握し適切な限度額でふるさと納税ができるようにと書きました。

ふるさと納税を多くの人がしていないのは、ふるさと納税の仕組みがわからないため、メリットがわからず面倒に思えたり、知識不足による不安が原因であると思います。
実際、私もそうでした。なんだかよくわかりませんし、複雑そうだと思い避けてきました。

この記事では、ふるさと納税に関する以下について記載しています。

  1. ふるさと納税の仕組み
  2. ふるさと納税のメリット
  3. ふるさと納税のデメリット
  4. ワンストップ特例のデメリット
  5. ふるさと納税でお得になる仕組み
  6. ふるさと納税の確認方法
  7. ふるさと納税の限度額の仕組み
  8. おすすめのふるさと納税サイト

この記事を読めば、ふるさと納税についての理解が深まり、ふるさと納税をするべきか否かを自分で判断することができるようになります。
ふるさと納税をして日常生活をより豊かにしていきましょう!

ふるさと納税の概要

ふるさと納税は2008年に開始され、最近では年間約550万人超が利用しています。

個人住民税の納税義務者が約5,000万人であるので、実際の利用率は約11%となります。

利用率が約11%であることから分かるように、ふるさと納税の利用率はまだまだ低いのが現実です。

ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税の仕組みを理解するためにふるさと納税の特徴を5つ紹介していきます。

ふるさと納税の特徴

① ふるさと納税は税金の前払い制度
② ふるさと納税は実質2,000円で返礼品(特産品)を貰える制度
③ 2,000円以上の返礼品が貰えれば、必ず得をする制度
④ 返礼品の還元率は30%以下
⑤ 返礼品には、食べ物以外にも日用品などがある

ふるさと納税は税金の前払い制度

ふるさと納税は、所得税・住民税を前払いして返礼品をもらうという制度です。

前払いをしてお得になる金額には限度があるので注意が必要です。

前払いをしてお得になるふるさと納税の限度額は収入などによって決まるので人によって限度額は変わります。

ふるさと納税は実質2,000円で返礼品(特産品)を貰える制度

2,000円は年間の手数料のようなイメージで問題ありません。ふるさと納税をするためには毎年2,000円を払う必要があると思っておきましょう。

実質2,000円で返礼品(特産品)が貰えるというのは、10,000円や20,000円相当のお肉などを2,000円で購入できるということです。

そんなうまい話があるわけないだろうと思うかも知れませんが、国が認める制度です。もちろん詐欺ではありません。このような制度ができたのは、人口が流出している地域の税収を補うためです。

返礼品を何にするか迷い決められないときは、故郷など自分が応援したい地域に寄付をするのが選択方法として良いかと思います。

※返礼品は、2019年からその地域で生産されたものである地場産に限定されました。

2,000円以上の返礼品が貰えれば、必ず得をする制度

ふるさと納税で前払いをした分は、所得税・住民税から控除されます。その際に2,000円の手数料がかかるイメージです。

所得税や住民税を前払いしているだけなのに、返礼品がもらえるということです。

つまり、2,000円以上の返礼品が貰えればお得であるということです。

返礼品の還元率は30%以下

返礼品の還元率は30%以下と決められています。還元率が30%の場合では、10,000円の寄付をすると3,000円相当のお肉などの返礼品がもらえるということです。

還元率(%)=返礼品の金額÷寄付額×100

還元率が30%の場合では、ふるさと納税を10,000円以上すると基本的にはお得です。

10,000円×30%で3,000円の返礼品が貰え、手数料が年間2,000円なので1000円のお得です。
※ふるさと納税の限度額以内であることが条件

限度額は各サイトでシュミレーションができるので、まずは確認をしてみましょう!

上手にポイント還元を利用すると還元率30%を超えれるよ!

返礼品には、食べ物以外にも日用品がある

先程の例のように10,000円の寄付をして「返礼品として1,000円お得に買えただけなら、貯金したほうがマシだわ。」と思った方もいるのではないでしょうか?そんなときは返礼品を日用品にしましょう!

ふるさと納税の返礼品と聞くと、米や肉といった食べ物を想像する方が多いのではないでしょうか?

しかし、実は返礼品にはトイレットペーパーやティッシュなどの日用品や生活に欠かせない水の定期便などもあります。

「高級肉や高級な魚がもらえるのは良いけど、別に贅沢がしたい訳ではないんだよ」という方は、日用品や水などの定期便などを選びましょう。家計の助けになるのは間違いなしですね。

それによって浮いたお金を自分の好きなことに使いましょう。

条件を満たせば市長が直接電話してくれる地域もあるよ!

ふるさと納税のメリット

ふるさと納税のメリットを3点紹介していきます。

ふるさと納税のメリット👍

① 初年度やり方を覚えてしまえば、翌年以降は同じことの繰り返しなので楽してお得になる
② 実質2,000円で返礼品(特産品)を貰える
③ 自分が応援したい地域に寄付できる

初年度やり方を覚えてしまえば、翌年以降は同じことの繰り返しなので楽してお得になる

ふるさと納税の限度額は毎年1月1日にリセットされるので毎年行うことができます。

毎年の流れは同じなので、一度ふるさと納税の方法をマスターしてしまえば永遠にお得がとれるということです。

昇格などで収入が上がったりすれば、限度額も上がるのでお得が増えることになりますので限度額の見直しはきちんと行いましょう。

実質2,000円で返礼品(特産品)を貰える

ふるさと納税として寄付をすると返礼品が貰えます。その寄附金額は所得税や住民税の前払いとして取り扱われるので無料で返礼品が貰えたということになります。

所得税や住民税の前払いとして処理するために2,000円の手数料がかかります。

結果として、 実質2,000円で返礼品(特産品)を貰えるということになります。

ふるさと納税には限度額があるので、限度額の範囲内で適切に行いましょう。

自分が応援したい地域に寄付できる

自分が生まれ育った故郷に貢献したいと考える人も多いのではないでしょうか。そんなときは、ふるさと納税で自分が応援したい地域に貢献しましょう!

ふるさと納税のデメリット

ふるさと納税のデメリットを5点紹介していきます。

ふるさと納税のデメリット👎

① 限度額の計算を誤ってしまい実費の寄付になってしまう
② 住民税に反映されているかどうか確認が必要
③ 確定申告の必要がある
④ 税金の前払いなので、あらかじめ資金が必要
⑤ 返礼品が届くのに時間がかかり、まれに2,3ヶ月待つことがある

限度額を見誤って実費の寄付になってしまう

各種サイトのシュミレーションを正しく使えば限度額を大きく見誤ることはないでしょう。限度額を超えて寄付をした場合には、実費の寄付になってしまいますので注意しましょう。

限度額は各サイトでシュミレーションができるので、まずは確認をしてみましょう!

住民税に反映されているかどうか確認が必要

確定申告・ワンストップ特例でのミスや、自治体のミスでふるさと納税が反映されていないということもないとは言えません。

念のために、ふるさと納税が適用されているかどうか確認しておく必要があります。

確定申告の必要がある

ふるさと納税をした場合には、ワンストップ特例を使う場合を除き確定申告をする必要があります。

ワンストップ特例には、ふるさと納税が無効となる落とし穴などデメリットがたくさんあるので確定申告をおすすめします。

確定申告と言っても、サラリーマンがふるさと納税だけをしているというような簡単な確定申告であれば初心者でも簡単にできてしまいます。

税金の前払いなので、資金繰りが悪化してしまうことがある

生活費だけでも厳しいという方にとっての税金の前払いは危険です。資金繰りを重視することのほうがなによりも大切です。

返礼品が届くのに時間がかかり、まれに2,3ヶ月待つことがある

基本的には返礼品はすぐに届きますが、時期やモノによっては、返礼品が届くのに時間がかかることがあります。余裕を持ってふるさと納税を行うように心がけておきましょう。

ワンストップ特例の仕組み

ワンストップ特例は、ふるさと納税をするにあたり確定申告へのハードルが高いことを考慮しできました。

ワンストップ特例を利用すれば確定申告をする必要がなくなりますが、ワンストップ特例を使用するには条件があるので以下の条件を確認しておきましょう。

ワンストップ特例を使用する条件

・給料のみのサラリーマンであること
・年間の寄付先が5個以下であること
・自治体に申請書を提出すること

ワンストップ特例のデメリット

ワンストップ特例を使用した場合には、気をつけるべき注意点が5つあります。

  • 医療費控除や住宅ローン控除初年度などで確定申告をすることになった場合にはワンストップ特例が無効になる
  • 5個以下の自治体にしかふるさと納税ができない
  • 結果として作業量がワンストップ特例のほうが多くなることがある
    (1つの自治体に10個の寄付をすれば10回の申請が必要になってくるため)
  • 計算方法が若干違うので、ワンストップ特例では数100円程度損をすることがある
  • ワンストップ特例の書類はふるさと納税をした年の翌年1月10日までに各自治体に返送をしなければならないので12月の寄付の場合は期間が少なく慌ただしくなる

これらの悩みはすべて確定申告をすれば解決なので確定申告がおすすめ!

ふるさと納税でお得になる仕組み

ふるさと納税でお得になる仕組みとしては、寄付をすることによって所得税・住民税が減額されるというものです。

確定申告とワンストップ特例の場合で減額される税金が変わってきますので以下で確認しておきましょう。

確定申告の場合

所得税と住民税が減額

ワンストップ特例の場合

住民税のみが減額


確定申告でもワンストップ特例でも控除金額に大きく差が出ることはありません。理解すべきは専門家でも頭を抱えてしまうような難しい計算方法ではなく、どのように減額されているかということです。おおよそで良いのでお得はどれくらいか認識しておきましょう。

限度額が60,000円の場合

60,000円の寄付(=所得税・住民税の前払い)

還元率が最大の3割なら60,000円の3割で18,000円の返礼品

手数料2,000円を引いた16,000円のお得

寄付した60,000円は所得税・住民税の前払い!

ふるさと納税の確認方法

ふるさと納税の確認が必要な理由は、ワンストップ特例でのミスで無効になっている可能性や、自治体の方のミスでふるさと納税の控除が反映されていない可能性があるからです。

ふるさと納税がきちんと反映されているかの確認はそれほど難しくはありません。サラリーマンの方であれば、6月頃に会社から受け取る住民税の決定通知書で確認することができます。

ワンストップ特例と確定申告では金額の確認方法が異なるので注意が必要であるので以下で確認しておきましょう。

確定申告でふるさと納税をした場合の確認方法

確定申告の場合

① 住民税の決定通知書: 摘要欄の寄付金税額控除額
② 所得税の確定申告書:(寄付金額-手数料2,000円)× 所得税率◯% × 1.021
③ ①+②の合計が 「寄付金額-2,000円」であるか確認

所得税の税率・住民税についてわからない方はこちらの記事もあわせてご覧ください👇

ワンストップ特例でふるさと納税をした場合の確認方法

ワンストップ特例の場合

住民税の決定通知書:摘要欄の寄付金税額控除額が、「寄付金額-2,000円」であるか確認

ふるさと納税の限度額の仕組み

ふるさと納税の限度額は収入や控除の金額によって変わります。収入と言っても、給与所得者(サラリーマン)・個人事業主・年金受給者のどれにあてはまるかによっても計算方法は変わってきます。

ふるさと納税の限度額を計算する方法は、ネット上にたくさんあるので活用していきましょう。ふるさと納税の限度額の計算は複雑なため、同じ条件を入れても各サイトによって結果が多少異なることがあります。

念のために、計算結果の限度額から5,000円程度差し引いておくと、ふるさと納税をしすぎることを防ぐことができるのでかなり安全です。
各サイトにかんたんシュミレーションがあるので、寄付前にお確かめください。

学生の皆さんは、ふるさと納税の限度額が0である方が大半だと思いますので家族に「実質2,000円で美味しい肉や魚やお酒でパーティーをしよう!」と提案してあげましょう

限度額が多くなる人
  • 収入が多い人
  • 扶養している家族が少ない人
  • 社会保険料控除、生命保険料控除、医療費控除、住宅ローン控除などが少ない人

おすすめのふるさと納税サイト

ふるさと納税のサイトは還元率・使いやすさ・商品量を考慮して選びましょう!


ふるさと納税は、いちごのような旬の食材であれば年末ではないタイミングでする必要があります。1年中好きなタイミングで行っても問題ないので、好きな時期にふるさと納税を始めましょう!!

ふるさと納税サイトと偽る詐欺が続出しているので、ふるさと納税をする際は以下の大手が運営するふるさと納税サイトを利用しましょう。

※返礼品が届かない、値引きの宣伝広告、支払い方法が口座振込のみの場合等どれか1つでも当てはまれば詐欺の可能性が高いです。

ふるさと納税ニッポン

ふるさと納税サイトはレビュー数No.1の【ふるさと納税ニッポン!】 (furusato-nippon.com)

専門誌発行部数No.1 のふるさと納税サイトである「ふるさと納税ニッポン」です!

インスタグラムでは美味しそうな食材の写真を見ることができます。是非ふるさと納税をしてインスタグラムに投稿して見ましょう!

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さとふる

【さとふる】ランキングとレビューで探せる利用率No.1ふるさと納税サイト (satofull.jp)

ランキングとレビューで探せる利用率No.1のふるさと納税サイトである「さとふる」です!

さとふると言えば、東京03と麻生久美子が出演しているCMが印象的ですね。まだCMを見たことないという方はこちらからご視聴下さい。

さとふる CMギャラリー | ふるさと納税サイト「さとふる」 (satofull.jp)

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ふるさと納税まとめ

基本的には限度額の範囲内でふるさと納税をして損をするということはありません。

収入が多く、扶養している家族が少なく、社会保険料控除、生命保険料控除、医療費控除、住宅ローン控除などが少ない人はふるさと納税をする金額が多くなるのでかなりおすすめです。

自分の限度額は各サイトで調べることができるのでまずは確認してみましょう!

ふるさと納税をする方は以下の5つのステップで進めていきましょう!

  1. どのサイトでふるさと納税をするか決める
  2. サイトのシュミレーションを使って、ふるさと納税の限度額を確認する
  3. 返礼品を選んで自治体に寄付をする
  4. 確定申告をする
  5. ふるさと納税による寄付控除が適用されているか確認する

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