内税と外税の読み方と意味をわかりやすく説明

経理事務
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内税と外税の読み方と意味がわからない方や内税と外税を覚えられない方は多いのではないでしょうか?

私も内税と外税を経理をするまでは知らなかったですし、簿記の勉強をしていても内税や外税について学ぶ機会もありませんよね。

領収書や請求書でしばしばみることがある内税と外税。見ることはよくあるけど、読み方もわからなければ、意味もわからない。

この記事を読めば、内税と外税の読み方と意味を覚え方とセットで紹介しています。

内税の読み方

内税の読み方は以下の通りです。

内税【うちぜい※ないぜいではありません

外税の読み方

外税の読み方は以下の通りです。

外税【そとぜい※がいぜいではありません

内税の意味

内税は、「税込」や「総額表示」と同じです。

英語で表記されている場合は、「Tax Included」です。

内に消費税がある(=消費税が含まれている)と覚えておきましょう!

内税は、消費税が含まれているということ

外税の意味

外税は、「税抜」や「税別」と同じです。

英語で表記されている場合は、「Tax Excluded」です。

外に消費税がある(=消費税が含まれていない)と覚えておきましょう!

外税は、消費税が含まれていないということ

総額表示の具体例

皆さんが、物を購入したり、サービスを受けるときなどに税抜と税込を間違わないように総額表示義務が定められています。※事業者間取引では総額表示義務はありません。

総額表示義務とは、事業者が消費者に対してあらかじめ価格を表示する場合に、消費税額(地方消費税額を含む。)を含めた価格(税込価格)を表示することを義務付けるものです。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6902.htm

総額表示とは、どのような表記方法なのか確認しておきましょう。

  • 11,000円
  • 11,000円(税込)
  • 11,000円(税抜価格10,000円)
  • 11,000円(うち消費税額等1,000円)
  • 11,000円(税抜価格10,000円、消費税額等1,000円)
  • 11,000円(税抜価格10,000円、消費税率10%)
  • 10,000円(税込価格11,000円)

消費者が間違えないように税込価格が表示されている必要があるということ!

税抜・税込の計算方法

税抜金額を税込金額に変える方法と税込金額を税抜金額に変える方法を税率10%と軽減税率8%の場合で紹介しています。

税率10%の場合

税率10%の場合には以下のように計算することで税抜金額と税込金額を計算することができます。

税抜→税込(10%)

税抜価格 × 1.1

税抜→税込(10%)

税抜価格 × 1.1

軽減税率8%の場合

軽減税率8%の場合には以下のように計算することで税抜金額と税込金額を計算することができます。

税抜→税込(軽減税率8%)

税抜価格 × 1.08

税込→税抜 (軽減税率8%)

税込価格 ÷ 1.08

領収書の消費税率が軽減税率8%・10%か不明の場合

領収書の総額(税込み)と消費税の記載はあるが、消費税率が軽減税率8%なのか10%なのか記載がない場合があります。

例)吉野家 1,620円 (うち消費税額等120円

吉野家などの店内飲食と持ち帰りがある店の場合には、消費税の税率に関して以下の可能性があります。

① 持ち帰りをして軽減税率8%
② 店内飲食をして消費税率10%

今回の場合は、総額(税込み)1,620円と消費税の金額120円と記載しているので軽減税率8%とわかります。

理由)
・1,620円(税込み)- 120円(消費税) = 1,500円(税抜)
・120円(消費税) ÷ 1,500円(税抜) = 0.08(消費税) = 軽減税率8%(消費税)

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