厳密には普段皆さんが口にしたり見たりしている消費税を「消費税」と呼ぶのは間違っていたのです。
この記事を読めば、消費税の正しい呼び方と現在の税率の内訳がわかります。
消費税の正式名称
普段皆さんが口にしたり見たりしている消費税は、消費税と地方消費税をあわせたものです。
普段皆さんが口にしたり見たりしている消費税の正式名称は「消費税及び地方消費税」です。
「〇〇及び〇〇」は「 〇〇&〇〇 」という意味合いですので、「消費税及び地方消費税」で「消費税&地方消費税」となります。
「消費税及び地方消費税」は「消費税等」と省略されることもあります。この場合には、「消費税等」の「等」の部分が地方消費税ということになります。
実際のところ、消費税と言えば消費税及び地方消費税のことであると伝わるのであまり意識しなくても問題ありません。
消費税及び地方消費税の分類
消費税は「国税・消費課税・間接税・普通税・申告納税」と地方消費税は「地方税・消費課税・間接税・普通税・申告課税」と分類することができます。
上記の性質を詳しく説明すると、消費税とは、国に納める税金であり(国税)、モノの消費やサービスの提供に対して税金がかかり(消費課税)、納税者と担税者が異なり(間接税)、集めた税金の使い道が定まっておらず(普通税)、納める税金を自ら計算しなければならない税金(申告納税)です。
地方消費税は、消費税と同じように「地方税・消費課税・間接税・普通税・申告課税」と分類することができます。異なる点は、消費税が国税であるのに対し、地方消費税は地方税である点です。
消費税及び地方消費税の税率の内訳
現在の消費税及び地方消費税の税率には、10%と8%(軽減税率)があります。
上記の10%と8%(軽減税率)は消費税と地方消費税を合わせて10%と8%ということであるので、それぞれ消費税と地方消費税の税率は異なります。
税率8%(軽減税率)と税率8%はきちんと区分しないと正しい申告書が作成できません。経理をする人はしっかりと意識をして使い分ける必要があります
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